雛人形はいつ飾って、いつ片付けるべきなのかをご存知ですか?忙しい育児の時間の合間を縫ってせっかく飾るのでしたら、少しでも良い日に飾ってあげたいですよね。意外と知られていない、お雛様を絶対に飾ってはいけない日もあります。
今回は、雛人形を飾る時期と片付ける時期ついて詳しくご紹介します。
雛人形とは?
3月3日の雛祭りの際に飾られる人形のこと。
迫力のある段飾りのものから最近ではガラスケースに入ったものも主流になっています。
ずっと心に思っていた雛人形を、やっと買いに行きました。どうか健やかに育ちますように。 pic.twitter.com/Dvf04HkUBW
— みほこ (@ao_dg) January 24, 2021
女の子の健やかな成長を願う大切なお祭りです。
かねてより雛人形には、厄災の身代わりになってくれる「人形(ひとがた)」としての役割がありました。女の子を守るものとして古くから大切にされてきた習慣です。
雛人形はいつ飾るのが良いのか
雛人形は立春(2021年は2月3日)から2月中旬頃までに飾ると良いとされています。
特におすすめの日取りは
立春の日以降
季節が寒い冬から暖かい春に移り替わる節分を過ぎて、暦の上でも春が始まる立春の日から飾り始めるのが良いようです。
また、節分で家の中の鬼を追い出してから飾ると気分もすっきりしますね。
雨水の日(うすいのひ)
立春の日を逃してしまった場合には雨水の日がおすすめです。
雨水の日とは
冬に降っていた雪が温かくなって雨に変わり、季節が冬から春に移り変わる時期、という意味を表しています。
毎年2月19日~3月4日頃にあたります。
昔から、雨水の日に雛人形を飾ると良縁に恵まれるとされています。
雛人形を絶対に飾ってはいけない日
雛人形を絶対に飾ってはいけない費があるのはご存知ですか?
それは、ひな祭りの前日。この日に飾りつけをすることを「一夜飾り」といいます。
お節句の前の日になって慌てて雛人形を飾ることは、用意ができていない証拠であり神様に対して失礼とされています。
また、『一夜飾り』はお葬式を連想させますよね。そのため縁起が良くないともされています。
お雛様は子供の成長を見守り、災厄から守ってくれる大切な存在です。
大切な気持ちを伝えられるよう事前に準備をするようにしましょう。
雛人形を片付けるタイミングは?
雛人形を片付けると良いとされている日は、毎年3月6日頃にあたる「啓蟄の日」です。
しかし日付よりも大切なのは、片付ける日のお天気です。
雛人形に使用されている生地は湿気に非常に弱くカビや虫食いなどの被害が生まれやすい素材です。雨や曇りなどの湿度の高い日に片付けるのはやめましょう。
ジメジメした日に片付けてしまうと雛人形に湿気を残したまましまうことになってしまい、カビやシミの原因になりかねません。
ずっと長く大切にできるよう天気の良い日に片づけをすることをおすすめします。
まとめ
ひな祭りは、女の子の成長を願う大切なお節句です。我が家の娘たちはそれぞれ6歳と4歳になりましたが、毎年雛人形を飾る日を楽しみに待っています。
飾りつけの際には、一緒に手伝いたいと言い、ひとつひとつのお人形の意味を伝えながら飾っていくことが毎年の楽しみになっています。
6歳にもなると、「雛人形を飾るのは節分で鬼が帰った後だよね」と話すほど定着している行事です。
ぜひ、お子様と一緒に雛人形を飾りながら、ご家族で成長を願うひな祭りを楽しんでくださいね。