口元を包帯で隠し肩に蛇を這わせている独特の風貌。左右の瞳の色が違うオッドアイの伊黒小芭内がかっここいい!原作を読み進めるうちにどんどんハマる魅力についてまとめました!
「君に好きだと伝える」この名台詞も画像と共に後半で紹介します!
伊黒小芭内とは
鬼殺隊の階級最高峰の柱の1人。蛇の呼吸を使い「蛇柱(へびばしら)」として鬼殺隊を支えます。
作中ではネチネチという言葉で表されるほど他人に対し厳しいタイプです。
産屋敷邸での初登場のシーンでも鬼と行動を共にする炭治郎だけでなく、その兄弟子である冨岡義勇にも「どう処分する」「どう責任を取らせる」「どんな目に合わせてやろうか」など顔をしながら厳しい言葉で責め立てています。
しかしながら同じく柱である甘露寺蜜璃に対しては、切なすぎる恋心を抱き、鬼殺隊士として命を賭して仲間を庇う姿は読者に感動を与えました。
知れば知るほど好きになり、ハマっていく、最後は応援せずにはいられないほど格好良い人物です。
年齢:21歳
身長:162cm
体重:53kg
蛇の鏑丸(かぶらまる)を相棒としている
伊黒小芭内の過去
特徴的な口元の包帯には彼の壮絶な過去が関係しています。
産まれは蛇鬼(へびおに)に支配された一族。
370年ぶりに産まれた男児、さらに左右の瞳の色が違うオッドアイであったため蛇鬼のお気に入りとして生贄として育てられました。
この過去が原因で伊黒小芭内は自分のことを「汚れた血族の人間」として酷く嫌っています。
生贄として育てられていた彼は、ずっと狭い座敷牢に閉じ込められていました。
そこには夜になると何かが這いずり回るような音がして、粘りつくような嫌な視線を感じる場所でした。
そして十二の時にこの座敷牢から出され、自分の運命を知ります。
この蛇鬼により口を裂かれてしまった伊黒小芭内は、その傷を隠すため常に包帯をするようになったのでした。
不器用で一途な恋心
公式ファンブックによると伊黒小芭内は、同じ鬼殺隊の柱である甘露寺蜜璃に一目惚れをします。
露出の多い隊服を恥ずかしがる甘露寺に対し靴下をプレゼントするなど好意を寄せている様子がうかがえます。
誰とでも仲良くなれる炭次郎が恋柱である甘露寺蜜璃に稽古をつけてもらうと、嫉妬するなど不器用でかわいい一面ものぞかせていました。
これに対し甘露寺蜜璃は、「ネチネチしていて素敵」と独特の感情を募らせます。
原作の終盤、無限城での戦いのシーンでも2人は行動を共にします。
蛇のようにうねる日輪刀を使い仲間を守ります。
終盤の無限城での戦いで追い詰められた炭次郎を助けたのは伊黒小芭内でした。
足手纏いの厄介者 そんな言葉を言いつつ炭次郎を助けます。
自らの危険をかえりみず、後輩を助けるところに優しさがうかがえます。
無惨を地上に排出し、さらに身を粉にして戦う炭次郎たち。
柱たちが再び到着する前に酸欠で倒れる炭次郎を助けたのは、またも伊黒小芭内でした。
この負傷により目が見えなくなってしまった伊黒小芭内でしたが、相棒の鏑丸との連携によりなんとか戦いを続けます。
愈史郎の血気術により視界を得る紙を、炭治郎が決死で渡します。これを受け取り鏑丸との視界の共有に成功した伊黒小芭内は、初めて炭次郎のことを名前で呼びました。
そして炭次郎に対し「2人ならできる」と声を飛ばすなど仲間としての信頼を示しました。
このセリフに感動した読者は多いはず。
甘露寺蜜璃への想いは
一目惚れからその想いを募らせる伊黒小芭内でしたが、その想いを伝えるつもりはないことがわかりました。
それは地上での戦いで負傷した甘露寺を安全なところへ避難させた後のこと。
自分は汚い血族の人間だから、想いを伝える資格はない。甘露寺の傍にいることは許されない。
鬼のいない平和な世界で
もう一度人間に生まれ変われたなら
今度は必ず君に好きだと伝える
そんな切ない想いを胸に再び無惨を倒すため走り出したのでした。
初登場ではトゲトゲしいイメージだった伊黒小芭内ですが、終盤に近づくにつれ活躍は増し、壮絶すぎる過去が明らかになり、切ない恋心を見せ、読者の心情はガラッとかわりました。
お好きなシーンはありましたか?
ぜひ照らし合わせながら原作をチェックしてくださいね!