子どもの自主性を育てる方法。実は親のかかわり方で大きく変わります。
我が子には、自主性をもってたくさんの経験をしてもらいたい。自分の意見を言える子になってほしい。そう思うのが、親心ですよね。大人になって、自分の力で生きていくためには自分のことを考えて判断する必要があります。
ここでは、子供の自主性を育てるために必要な5つのステップと、親のかかわり方についてご紹介します。
目次
自主性のある子ども
自主性とは、「自ら考えて行動に移すこと」です。つまり、自主性のある子どもは「行動力のある子」です。自分で自分のことを考えて決定することができるので同時に自信のある子とも言えます。
自主性のない子ども
自主性のない子どもは、自分で考えることが難しい状態にあります。これは、本人が望んでそうなっているわけではなく、今までに自分で考える機会が少なく、その力を身に付けることが出来ていないと言えます。
自主性を育てる5つのステップ
自分で考える機会を与える
最初は日常会話の一部から意識しましょう。子供がYES/NOで答えられない質問をします。
× 今日は幼稚園楽しかった?
〇 今日は幼稚園どうだった?
これだけで、聞かれた子どもは一瞬のうちに答えを探します。
自分の頭で考えることへの第一歩です。
会話の中で「これなに?」という質問が出たら大チャンスです。
「なんだと思う?」と一度聞き返すことでまた反射的に答えを探します。わからないから聞いているので、もちろん答えがあっていなくてもOKです。
子ども自身の意見を聞く
自分の意見を言えることは、大人になって生きていくうえでも大切なことです。
小さなことでも子供の意見を聞いてみましょう。自分の意見を口に出して、物事がその通りに進んだ、という体験は子どもにとって貴重な成功体験です。まだ小さい子であれば、「この絵本はどこに片付けたらいい?」と、こちらから質問するだけでもOK。
なるべく子供の意見を通してあげることで自分で考える経験から自信を得ることができます。
子供のやりたいを尊重する
経験豊富な大人が見ると一見無駄なことも、子供にとっては初めての経験。自分の興味のあることを知ることにもつながります。そうして得た経験は、その後の「これをしたい」と言った自主性にもつながります。
たとえ親のさせたいことと違ったとしても、受け入れて付き合ってあげることも大切です。
子供の可能性をつぶさず見守る
子供が自分で考えてしていることに対して親が「こうしたほうがいいよ」「この方がうまくいくよ」と教えてしまうと、子供は自分でそれらを知る機会を失ってしまいます。
たとえ失敗したとしても、その失敗の経験も子供にとっては大切な経験値。失敗した時の気持ちや、その気持ちの切り替え方を学ぶ機会でもあります。
自分でしてみるよう促す
自分で考えることに慣れて、自分の考えや意見を言えるようになって、やりたいことに挑戦して、失敗も経験する頃には子どもの自主性はだいぶ育っているはずです。
もしも失敗して自信を無くしてしまったり、立ち止まってしまった時には「やってみよう」と促してあげることも必要です。「やってみよう」と言われることで、たとえ親と一緒に何かをしたとしても子どもの意識では「自分でした」となります。
まとめ
今回は子どもの自主性を育てるための5つのステップをご紹介しました。
我が家の6歳の娘は、幼稚園に入園した3歳の頃にはあまり自主性のないおとなしいタイプでしたが、今では「これがしたい!」「こうしたい!」としっかり自分の意志を持っています。そしてそれに行動が伴い新しい経験をどんどん積んでいます。
その分失敗して悔しい思いをすることも多いですが、次はこうする、と自分で目標をたてて取り組む姿はたくましいものです。
子供には、自主性を持って自分の人生を歩んでいってほしいですね。