収まる気配のない新型コロナウイルスの影響により、首都圏や北海道などは成人式の中止にまで追い込まれた。
そうしたなか、京都きもの友禅が打ち出したのは例年とは異なる独自のお祝いである。
この、「2021年成人式の中止、延期の対応」が「粋なはからい」「忘れられない」とネットでは注目を集めている。
参加予定であった地区の成人式が行政の判断で中止になった人と、オンライン開催になった人を対象に、レンタル予定であった「着物を一式進呈する」というものだ。
同社ですでに購入済みの人に対しては、商品券で対応が決まっている。
また式が延期になった人には延期後の式が開催される月末までレンタル期間の延期のサービスが適用される。
今回の対応について公式サイトではこのようなコメントが発表されています。
あなたのハタチに「また来年ね」なんてないから。
このキャッチフレーズとともに新成人に向けたメッセージが送られています。
「どうして、私たちの年に限って…」
そう思ってしまうのも、無理はありません。
なぜなら、成人式は一生に一度きり。
ご本人はもちろん、ご家族にとっても、
ずっと心待ちにしていた大切な日だから。
私たち京都きもの友禅は、異例づくしのこの年に新成人となる皆さまが、
少しでも不安なく大切な日を迎えられるように。
成人式の開催状況に合わせた、特別な対応をご用意することにしました。
あなたの地域の成人式がどのような形式になったとしても、
どうか、ハタチをお祝いする気持ちは、縮小させたりしないでください。
むしろ、先行きが見えないこの時代に、
大人としての一歩を踏み出す皆さんへ、今まで以上のエールを。
今年だからこそ、大きな「おめでとう」を。送りたいと思う私たちです。
この対応を受け、Twitterでは感動したの声が多数見られました。
成人式中止だしレンタル代も返ってこないって嘆いてる人の記事を読んだ後この記事を見つけました。
親にこの記事を見せたら感動してました。
「コロナ禍でどこも大変なのに世の中捨てたもんじゃないね」
って言って再来年に成人するお姉ちゃんの着物は、京都きもの友禅でレンタルすることになりました— カモネギ (@_kamo___negi_) January 7, 2021
成人式、京都きもの友禅の話聞いてめちゃくちゃ感動した
自分の年じゃないのに— しおり (@Sui47363seki) January 6, 2021
#京都きもの友禅 の記事を見て
感動する私は昨年の新成人。。やることが粋ですなぁ。
— Nako (@nako_tego_0620) January 6, 2021