北九州予備校の寮の口コミ。監獄などと噂される北予備の寮生活。その噂は本当か。
経験者が真実に迫る・・・
私は行きたい大学に現役で合格することができずに1年浪人しました。
熱心な高校の先生と親からの期待を背負い、九州で一番厳しくて有名な北九州予備校の寮に入って勉強することが決定しました。
この当時の1日の生活や、実際に経験したからこそわかることについて記載していきたいと思います。
北予備は監獄並み!?この噂は本当か
北九州予備校は九州では有名で、厳しいことで知られている予備校です。福岡にある高校に通っていましたので、聞かずもがなその厳しさの噂は耳に入ってきます。
現役高校生の時に驚いたことは、北予備の寮を辞めて出ていく人のことを「脱北者」と呼ぶ人がいることでした。
いやいや、、どんな場所なんだ、、、と感じたのをよく覚えています。高校生のピュアな心に、寮の部屋には監視カメラがついている、や部屋には柵があるなんて噂はかなりヘビーなものでした。
数年後、自分もそこに行くことになるなんて知りもせず当時はただただびっくりしていました。
1日のスケジュール
北予備の寮に入ると、朝起きて朝食後にはすぐに勉強が始まります。それもテストからスタートです。
当時と今では変わっている部分もあるかもしれませんが、私のいるころのスケジュールは
7:00起床、朝食
8:30テスト
9:30~11:30 授業3コマ
昼休み
13:15~16:45授業(自習の場合もあり)
18:00 門限
19:00 1日の記録
19:20~22:30 自習
23:30 消灯
こんな感じのスケジュールでした。今思い返しても、よく勉強したな…
これだけの環境が(強制的に勉強するしかない環境が)用意されていることは、今思えばありがたいことだなあと思います。
1年間北予備生として過ごしてわかったこと
厳しくて有名な北九州予備校ですが、上記したように勉強するのはかなり良い環境が整っていました。
携帯や雑誌、漫画の持ち込みはもちろん禁止です。高校を卒業したのに、髪を染めることもピアスを開けることも許されませんでした。
高校性の頃噂で聞いていた「脱北者」や柵の話などはデマだともわかりました。
でも監視についてはあながち間違いではなく(室内にカメラはありませんでした)週末にはチューターさんが部屋をチェックする時間があり、携帯などの違反のものを持ち込んでいないかなどのチェックは実施されていました。
もちろん、違反品は即、没収です。
廊下にカメラはついていて、消灯後に部屋から出たりすると確実にばれていたのでチェックしているんだと思います・・・
あの頃聞いたうわさは、半分嘘で半分本当の印象です。
今から北予備に入る人に伝えたいこと
北九州予備校に入るということは、相当な覚悟と決心があるのだと思います。
勉強する環境は、完璧に整えられています。それでも私は伸び悩みました。今振り返ると、勉強すること自体が目的になってしまっていたから。
あのスケジュールをこなす日々に精一杯で、自分が合格するために勉強しているという最も大切な目標を忘れていた時期がありました。
忘れていたというか、もうそんなこと考えられないくらいの勉強量と情報量で頭の処理が追い付いていなかったんだと思います。
特に自習は、最も差がつく時間でした。
大学も卒業し、社会人経験もそこそこになった今思いかえせば、あの自習時間にどれだけ目標と高い意識をもって取り組むことができるかが第一志望合格へのカギだなと思います。
受験勉強は孤独で自分との闘いですが、最終目標を見失うことのないよう頑張ってほしいと思います。