子育てをしていると誰もが子供が夜に寝なくて困る、イライラすると感じることがあると思います。一生懸命に寝かし付けをしても、こちらがどんなに対策をしても、いつまでも子供が寝ないとイライラしますよね。我が家では子供たちは6歳と4歳になり、寝かし付けに苦戦することはあまりなくなりましたが1歳~3歳までの寝かし付けに苦戦していた時期のことは今でも苦い記憶としてハッキリと残っています。
今回は、実際に試してみて効果を感じられた寝かし付け方法や対策について記載します。
そもそもどうして寝ないの?
夜寝る時間になっても、テンションが高く寝る気配がなかったり、いつまでもおしゃべりをしていたり、まだ遊びたいと泣いてみたり、毎日毎日言っているのに子供って本当に寝てくれませんよね。
子供が寝てくれないと、その日の家事が終わらなかったり、持ち帰ってきた仕事が終わらなかったり、こんなこともしたいのに、これもしなきゃいけないのに・・・とどんどん気持ちが焦ってきます。
そしてその焦りの気持ちは次第に寝ない子供に対しての怒りと変わります。
「寝なさいって言ってるでしょ」と感情を抑えきれずに怒ってしまったこともあります。
怒ることによって子供はびっくりして泣いてしまうので、さらに眠れなくなると言った悪循環を自分で生み出していました。
そのころから子供が寝ない理由を育児書やネットで読む毎日が始まりました。
実は子供の寝ない原因はいくつかあるとされています。
その原因として考えられるのは以下です。
・朝の起床時間が遅い
・体力が余っていて眠たくない
・お昼寝の時間が長すぎるor遅すぎる
・就寝前にテレビやスマホなど刺激の強い光を浴びている
・就寝前に体を使った遊びをするなど興奮状態にある
・不規則な生活リズム
私の場合、断乳が完了し、一時期はよく眠るようになました。「これでゆっくり眠れる」と思ったものの、平和な夜は長くは続きませんでした。夜泣きの次には夜寝ない日々が始まるとは考えてもおらず、復帰したばかりの仕事に慣れる生活と子供が寝ないことにより全ての家事がスムーズに進まず焦りばかりが募る絶望の日々でした。
生活リズム
我が家の場合は、1歳から保育園に通っていたため起床時間は毎日6時です。7時半には保育園に到着し17時まで保育園で過ごしていたため日中の活動量が足りていないことは考えられませんでした。
就寝前にテレビやスマホは見せていませんでしたし、決まった時間に寝かし付けをしていたので、生活リズムが出来ていないことは考えられませんでした。
お昼寝の時間
そこで保育園のお昼寝時間を確認してみると、13時00分~14時50分とほぼ毎日記載されていました。
2時間弱毎日お昼寝していたら夜眠れないのも当然かも、と思いしばらく子供の様子を観察すると、20時を過ぎても21時を過ぎてもあくびのひとつも出ませんでした。
何時に眠くなるのだろうと、休日前の金曜日に寝かし付けをしないで様子をみると22時を過ぎたころからあくびが出始めました。そのタイミングで寝かし付けをしてみると、いつもはグズグズ言ったり遊び始めたりと眠る気配のなかった子供が絵本を読み終わった後すぐにウトウトし始め、15分ほどでぐっすり眠りました。
その日は朝まで起きずにぐっすりと眠り、翌日は平日と同じ時間の6時に起こしました。
土曜日でしたので外で遊ばせ、有り余る体力を存分に使ってもらいました。
保育園と同じように13時頃に昼寝をスタートさせるため午前中を過ごし、13時ごろにお昼寝スタートその日は1時間後の14時に起こしました。
普段よりお昼寝が短かったためか若干機嫌は悪かったですが、夜早くに寝てもらうためたくさん遊んでご機嫌を取りました。
いつも通りに過ごし様子を見ていると20時半ごろに少し眠そうなそぶりを見せたので、このタイミングで就寝準備をしていつも通りに絵本を読み、部屋を暗くすると昨夜と同じようにウトウトし始めました。
この日も15分ほどで眠りにつき、これにより普段寝ないのはお昼寝が長くて体力が余っているからだと確信することができました。
効果的だった対策
眠れない原因は理解できましたが、平日に22時過ぎまで子供と過ごし、その後家事をして翌日の子供の準備、自分の仕事の準備をすることは体力的に不可能でした。
お昼寝時間の短縮
保育園の先生にお昼寝の時間を短くできないかと相談してみましたが「みんなそうですので」と言われ、先生の休憩の兼ね合いもあるだろうし、子供が寝ている間にしかできない仕事もあるのだろうと納得しました。
お昼寝が削れないとなると、毎日お昼寝で午前中の疲れを回復し、迎えに行く頃には元気いっぱいの我が子の体力をどう削るかがポイントになります。
体力を使ってもらう
余裕のある日は夕方から公園に行ったり、少し外で遊ぶうちに疲れてくれたのですが毎日そういうわけにはいきません。
そこで効果的だったのが、意外にもお手伝い作戦でした。
まだ1歳の子供にできるお手伝いは少ないのですが、何かをお願いしたり食事の準備を一緒にすることにより良い刺激になったようで不思議と21時ごろにはぐっすりと眠れるようになりました。
それまでは早く食事の準備をしないと、早くお風呂に入れないと、と急いで全ての家事をしてきましたが、例えば一緒にテーブルを拭く、洗濯物を一緒に畳むだけでも、1歳児には新鮮な出来事だったようです。
洗濯物を畳んでいる間に、畳み終わった子供の洋服を1枚ずつ隣の部屋に持って行ってもらったりと少しでも多く歩いてもらいました。
寝ない原因がハッキリして私に心の余裕があったせいか、子供もとても楽しそうにお手伝いをしてくれました。
入眠儀式を確立させる
子供の寝かし付けに効果的だと言われている入眠儀式は知っていますか?
子供が眠くなるのを待つのではなく、これをすると、そろそろ眠る時間だと感じて眠たくなるように誘導することです。
毎日決まったことを繰り返す必要があるので難しいことをする必要はありません。毎日毎日寝る前に同じ行動を繰り返すことにより、その行動と寝る時間という感覚が子供の中でつながればOKです。
我が家の場合は毎日20時に子ども本人にテレビを消してもらっていました。
「もうそろそろ寝る時間だからテレビさんもお休みさせて」と言うと、「寝る時間だからテレビさんおやすみ」と話しかけながら電源を消していました。
これにより子ども本人の中に“そろそろ寝る時間”という感覚ができたのかなと思います。
さらに寝室に行く途中にある家具に「おやすみ」と声をかけていました。これは子ども本人が始めたことで、意識していなかったのですがしっかりと入眠儀式になっていました。
そして寝室で好きな絵本を読んで、読み終わった後はその日にあった楽しかったことを話す時間を5分設けました。寝る習慣がついてくると、楽しかったことを話しているうちに寝てしまったり、楽しかったことを思い出しているうちに寝てしまったりとスムーズに就寝することができるようになりました。
まとめ
今回は夜寝ない子供の対策、眠れない原因についてまとめました。
6歳になった現在でも、洗濯物の習慣は形を変えて残っています。私が洗濯物を畳んでいると一緒に手伝ってくれたり、畳み終わったものは自分の部屋に持っていったりと良い習慣として定着したなと思います。
また、0歳のころから寝る前の絵本は読み続けていますが、6歳になった今でも寝る前の絵本は定着していて「早く寝る準備をしたら絵本を読んでもらえる」とこちらも良い習慣として定着しています。6歳になればある程度の絵本は自分で読むことができるので、日中に「絵本読んで」と持ってくることはなくなりましたが就寝前の絵本はまだまだ楽しみにしてくれているようです。
就寝前におすすめの絵本はこちらで紹介しています。ぜひチェックしてくださいね。