未婚のシングルマザーと聞いて何を想像しましたか?未婚でシングルマザーになるのは、とても大きな決断ですよね。
ここでは、未婚のシングルマザーになる(なろう)と思っている人に、事前に知っておきたい5つのポイントをお伝えします。
目次
未婚のシングルマザーとは
未婚のシングルマザーとは、簡単に言うと結婚歴のないシングルマザーのことです。結婚を一度もしない状態で子供を産む決断をし、育てていくことを意味します。
国勢調査のデータによると、1995年から2015年までの20年間で、未婚のシングルマザーの割合は5倍近く増加したことが明らかになっています。
母子家庭世帯の母親のうち15.0%が未婚のシングルマザー。つまり、7人に1人の割合で未婚のシングルマザーという選択をしていることになります。
割合が増えているとはいえ、離婚を経てシングルマザーになるよりも、未婚の状態でシングルマザーになるほうが母親の負担は大きくなることが予想されます。
後悔する前に知っておきたい5つのこと
未婚シングルは孤独との闘い
離婚をしてシングルマザーになる人とは違い、未婚でシングルマザーになる人は妊娠期間から完全にひとりで全てのことを担う必要があります。
妊婦検診に行っても、出産準備の買い物に行っても、周りには幸せそうな雰囲気のパパとママで溢れているかもしれません。
友人や家族が支えてくれることもあるかと思いますが、寂しいと感じてしまうポイントでもあります。
経済的な不安
ひとりで出産して育てていくと決めたら、出産にかかるお金、出産時の入院手続き、産後間もない時期の生活費、仕事に復帰するまでの生活費、など経済的な問題が山積みになります。
妊娠期間にトラブルなく過ごせたとしても、予定日の1か月前になると働くことはできません。同様に産後も一定の期間は働くことができない状態が続きます。
この無収入の期間のお金をあらかじめ用意しておく必要があります。
赤ちゃんをひとりで育てる大変さ
家族や友人など、身近にサポートしてくれる存在があれば安心できますが、そうでない場合産後まだ自分の体調もままならないうちに休みなしの育児がスタートします。
旦那さんが育児に参加しない「ワンオペ育児」などの言葉もありますが、未婚の場合はその非にならないくらいの大変さです。
普段どれだけ育児に参加しない旦那さんであっても、トイレに行く場合や体調が悪い場合にはさすがに育児をバトンタッチしてくれるでしょう。
しかし、完全にひとりで育てる場合には体調が悪くても寝不足でも自分だけで赤ちゃんと向き合っていなければなりません。
赤ちゃんのお世話は大変で、精神的にも、物理的にもサポートが欲しくなるものです。そんな苦労を乗り越えていく必要があります。
世間から良いイメージは、ない
最近ではシングルマザーも多く、未婚のシングルマザーも増えてきているとはいえ世間的にみるとまだ珍しいもの、として捉えられます。
離婚ではなく、未婚…と理由を探ったり、余計な言葉をかけてくる人もいるかもしれません。
自分だけでなく子どもまでマイナスのイメージを持たれる可能性があります。
父親の認知の問題
未婚のシングルマザーにとって最大の問題になるのは、この父親である男性からの認知かもしれません。
認知とは
法律上の婚姻関係によらず生まれた子を、その父親が自分の子であると認めること
認知がされれば、父親と子どもは法律上の親子となる
子が認知されれば相続関係も発生し、養育費の請求も可能になります。しかし、子が認知されなければ、その子は戸籍上にも父親がいない子の扱いとなります。
認知をする、しない、を話し合うことができる関係の場合もあれば、話し合いをすることすら不可能な場合もあるでしょう。
認知をしてもらうことにより法律上の親子となるため、将来子どもが自分の父親に会いたいと言った場合にも戸籍から辿ることが可能になります。
まとめ
未婚のシングルマザーになる決断は、人生においてかなり大きな決断です。私個人としては、どのような形であれ生まれてきた自分の子どもはかけがえのない宝物になると思います。
いざ出産してこんなに大変だったなんて…とならないためにも、後悔するポイントを知って事前に備えておきたいですよね。