「逃げるは恥だが役に立つ」逃げ恥の略称で2016年に大ブームを引き起こした大人気ドラマの続編が1月2日に放送されました。
今回は「逃げるは恥だが役に立つ ガンバレ人類!新春スペシャル!!」で飛び出した名言についてまとめます。
独特の切り口で社会に切り込む同作品は、今回のスペシャルでも“逃げ恥らしさ”全開です。
まずは放送後のTwitterでのトレンドです
逃げ恥がトレンド1位に輝いています!
4位 逃げるは恥だが役に立つ
6位 ガッキー
10位 沼田さん
11位 無痛分娩
12位 恋ダンス
14位 みくりさん
21位 ゆりちゃん
今回のスペシャルでは、現代の日本が抱えている課題をこれでもかと盛り込んでおり、視聴者もかなり考えさせられた様子です。
目次
「子どもを産むのに順番待ちって何?」
まず、放送が始まってすぐに主人公みくり(新垣結衣)の言葉が世間を突き刺します。
現実の社会でも、産休・育休でメンバーが一人欠けているにも関わらず、籍があるという理由で人員が補填されないケースは見られます。それにより産休の申請をするために、上司にお伺いを立てるのにも一苦労の場合も。企業内で“あるある”と言いたくなる状況に女性からは共感の声が集まりました。
妊娠の順番待ち。
これはリアルに聞く話し。
これが現実。現実なのよ。#逃げ恥— MaiKurokawa (@Photographer96) January 2, 2021
勤めながら子供を産み育てるのには職場の中で仕事が回らなくならないよう順番待ちで自由に産めない。この環境を企業や国は解消しようとしていない。
また、選択制別姓が世界で日本くらいだという事実、其れが結婚の妨げになっている。
この二つは少子化を促進している日本、#逃げ恥— corgi_xfa (@sab_Xfa) January 2, 2021
どうして女の人だけが自分の名字を捨てなきゃいけないのか
選択的夫婦別姓問題
子どもができたことで入籍する二人がまず最初にぶつかった問題。現代の社会でもこの問題は議論され続けています。
そんななか夫の平匡さん(星野源)は、
「国際的にみても別姓を選べないのは日本くらいなんです。私たちは制度が認められるのを待って、入籍しようと思っていたんです」と切り込みます。
「サポートって何?手伝いなの?一緒に親になるんじゃなくて?」
こちらは原作漫画でも反響の大きかったセリフ。
日本の育児のワンオペ問題の背景にある、育児は妻の仕事、という無意識の固定観念に切り込んでいます。
現実の世界でもこの問題は根強く、父親である男性サイドから見ると、むしろ良かれと思って口にしているケースも。
夫はサポートという父親の育児への感覚にみくりが違和感を表していました。
そもそもなんですが、仕事を休めないってこと自体がもう異常ですよね?
こちらは、男性の育休取得に難色を示す会社に二人が声をそろえる場面です。
男性の育休問題は現代社会の課題としても度々取り上げられています。
誰が休んでも仕事が回る。帰ってこられる環境を普段から作っておくこと。それが職場におけるリスク管理。
これを社会に、企業に求めている人はきっと何万といるはずです。
Twitterのトレンドに「沼田さん」がランクインしていましたが、このセリフを言ったのが沼田さん。
男性(平匡さん)の育休取得に嫌味を言う課長に対し放った一言です。
いかがでしたでしょうか。このほかにも少子化問題や、LGBT、ルッキズム、セクハラなど現代社会にはびこる問題について次々と提言していっ怒涛の時間分となりました。