姉妹を育てていると、姉妹育児のコツと特に上の子(姉)への接し方について難しく感じることがありますよね。
今回は姉歴4年の我が家の長女(6歳)に聞いてみた「実際お姉ちゃんってどうなの?」「言われてうれしかったこと」などを掲載します。
お姉ちゃんってどうなの?
前触れもなく、「お姉ちゃんてどうなの?」と聞いてみました。我が家の姉妹関係は完全に自由な妹と優しい姉、といった姉妹あるあるに当てはまる関係です。
妹にとっては‟優しくてなんでもできるお姉ちゃん” ですが本人はどう思っているのでしょうか。
少し考えた後、「本当は妹になりたい」と返答がありました。
いつも妹をかわいがってくれているので、この返答には納得でした。
「どうして?」と聞くと
「だって〇〇ちゃん(自分の名前)みたいなお姉ちゃんがいたら楽だろうなって思うから」
「でも、妹に何かしてあげてママがありがとうって言ったら嬉しいからやっぱりお姉ちゃんのままでいいや」とも言っていました。
母としては嬉しい返答でしたが、長女がママに褒められること、感謝されることが『自分は姉である』といった自信にもなっているようでした。
姉妹の子育てのコツ
上の子を叱る場合は?
姉妹の子育てで気をつかうのは、お姉ちゃんのことを叱る場合だと思います。
姉であるという自負がある以上、あまり妹の前で叱るのもかわいそうな気もするし、それを見た妹が『お姉ちゃん怒られてる』と思うのも避けたいところです。
実際に姉が叱られている場面を見て妹が要領よくなるのも事実ですが、我が家の場合は危険が伴う場合を除き、なるべく妹のいないところで母と一対一で話すようにしています。
誰だって、ほかの人の前で叱られるのは嫌ですよね。
ましてや自分を慕ってくれている妹の前で叱られるのは姉にとってはとても嫌な状況であることが想像できます。
ケンカの原因を探る
普段は温厚で優しい姉ですが、時には妹と激しいケンカになることもあります。女同士のケンカは長引くのでなるべくケンカに発展する前に阻止したいところです。
よくケンカになる原因としては
・おままごとの配役
・おもちゃの取り合い(姉が今使っているものを妹が欲しがる)
・ママの取り合い
我が家の場合はこの3つが主なケンカの原因でした。
この原因を取り除くことによって現在ではほとんどケンカのない生活に落ち着くことができました。
・おままごとの配役
仲が良いゆえに毎日一緒に遊び、好きな遊びも似ているのですがおままごとの配役は毎回もめる原因でした。
どちらもお母さん役をしたくて、あまりにもケンカが絶えないので「2人ともお母さんをすれば?」と提案すると長女が目を輝かせ「まま友ってこと?」と意外にも好反応。
以降はそれぞれ好きなぬいぐるみやメルちゃんを子どもに見立てて、それぞれがお母さんで楽しんでいます。
おもちゃの取り合い
姉が使っているものに限って妹が使いたがるのも、姉妹あるあるかと思いますがこれは全く同じものを購入することによってケンカの回数は減りました。
食事に使うスプーンでさえも、それぞれに好きなものを選ばせるとのちのち妹が「やっぱりそっちがいい」と言い出します。
お絵描きのペンも鉛筆も全く同じセットを2つずつ購入するようにしています。隣の芝生は青く見えるのでしょうが、とにかく自分の持っていないものに目ざといのが女の子だと思っています。
ママの取り合い
これはもうすべての兄弟に当てはまるかと思いますが、ママの取り合いは喧嘩になりやすい原因のひとつです。特に幼稚園から帰ってきたばかりの時間は二人とも聞いてほしいことがあふれています。
どちらかが話し始めると、待てずにかぶせて話し出す。そして「今しゃべってたのに邪魔しないで」となります。
これについては、もうある程度は仕方がないかなと思うようになりました。母が順番に聞くようにはしていますが、どうしても2人同時に話す場合にはもう2人の話を同時に聞くようにしています。
姉とのかかわり方
我が家の場合は、姉は幼いながらも「自分はお姉ちゃんで妹から頼られてママから感謝される」という状況に満足しているようでした。
意外とお友達の姉妹を見ていても、上の子は「自分はお姉ちゃん」ということに誇りを持っていることが多いです。
一人っ子のお友達からは「妹がいていいな」など言われるので、それも関係しているのかもしれません。
小さいながらにも姉という立場にプライドを持っているようなので、母としてはそのプライドを守ってあげたいと思っています。
お姉ちゃんという立場を押し付けすぎずないよう、姉本人が自分の意志で妹に優しく接してくれた場合には“お姉ちゃん”としてほめるようにしています。
その他の場合には、負担にならないよう「お姉ちゃん」という単語は母からは使わないよう気を付けています。
姉は、幼いながらも自分は妹を見てあげる立場 であると思っているので、母の味方として少しだけ大人扱いをしてします。我が家の場合は、それにより自己肯定感が育っているようです。
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