シングルマザーとして子どもを育てていますが、先日子供同士とても仲がいいお友達と遊んでいる際に「〇〇はパパいないの?」と直球の質問をされていました。
筆者である私は、いつかこの質問をされる時が来るだろうなと思っていたので、子供の様子を見守っていました。
子供同士は6歳で、この春に入学を控えています。
小学校に上がると、子供同士で家族の話もするでしょうし、父親と一緒に住んでないことがなんとなく話題にあがることも想定されます。
お友達に「パパはいないの?」と聞かれた我が子は、「いるよ、でも一緒には住んでないよ」と事実を特に感情を乗せるわけでもなく伝えていました。
質問したお友達も「そうなんだー」と納得?したようでその後特に話が進展することはありませんでした。
私にとっては、少し身構えていてついに来たか、、と思った質問でしたが、子供同士にとっては特に深い意味はないようで「兄弟いる?」くらいの感覚なんだなと思いました。
いろんな家族がいるよ、と以前から話していたからかもしれません。
昔に比べると今の時代は、ひとり親世帯の子どもは珍しくないようにも感じられますが両親がそろった家庭で育っている子には素直に「なんで?」と疑問に思うことは当然かなと思います。
子どもは素直な分、大人が聞きにくいようなことも素直にぶつけてきます。
お友達に聞かれた時のために、いろんな家族がいるよ、と日頃から伝えてきたわけではないですが今回はこの絵本と日頃からの会話があってよかったなと思う出来事でした。
周りの家族と比べて、自分にあるもの、ないものを探していくと良いことはなくむしろ気になることが出てきて悪循環になりがちです。
子どもは母親のことをよく見ています。もしも大好きなママから「パパがいなくてごめんね」と言われてしまったら、今まで何も思っていなかった自分の家庭環境が“かわいそうなもの”と思ってしまうこともあります。
子どもが父親がいないことで嫌な目にあっていたら申し訳ない、ごめんね、と思う気持ちもあるかもしれませんが、子ども自身に(自分はかわいそうな子)だと感じさせないために「ごめんね」よりも「あなたがいてくれるから楽しい、ありがとう」とポジティブな言葉をかけてあげたいですね。
家族の在り方を子どもに伝わりやすい言葉で描かれている絵本があるのでおすすめします。
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世界中のいろいろな家族を題材にした絵本です。
父子家庭、母子家庭はもちろん、両親がいない家庭や養子、里親などの話も出てくるため家族の在り方を子どもに伝えるのにはかなりおすすめの絵本です。
自分以外の家族のかたちを知る機会は、ある程度大人になるまでないかと思いますが、絵本で知識として知ることができるのは子どもの発達においても嬉しいですよね。
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こちらは、優しい絵柄が特徴的な絵本です。主人公は、“こぐまのココ”。
両親と離れて暮らすことになったココの物語です。
子どもにとって絵本は、自分の気持ちを代弁してくれるものでもあります。自分の中にある複雑な感情を、まだ自分の言葉で表現できない子どもにとって絵本は力強い味方です。
ぜひこちらは書店にはおいていないことが多いので、探しくいかれる際は問い合わせをしてみてくださいね。
ぜひ手に取っていただきたい物語です。