シングルマザーで子供を育てながら再婚しようとした場合、子供への伝え方は難しいポイントです。子供を中心に、母親も恋人もみんなが賛成して再婚への道が進めるように、子供に伝える時に気を付けたいこと、意識したいことをまとめます。
親の再婚が子供に与える変化
親のライフスタイルの変化は、そのまま子供のライフスタイルの変化に直結します。
母親の再婚によって住む家や場所、生活環境、転校などにより人間関係が変わる場合にはできる限り早く子どもに伝える必要があります。
ここで注意したいのが、これは決まったことだよ、と言うのではなくあくまで相談として話をすること。
子供にも、自分の世界や人間関係があります。すでに決定している事として伝えてしまうと『なんで?私の気持ちは?』となり、賛成も反対も言えなくなってしまいます。
子供からの賛成をもらえない場合、再婚したとしてもその後の関係が悪化してしまう可能性があるので
再婚の話を初めて伝える際には、子供の心に注意して慎重に伝えましょう。
再婚について子供が素直な気持ちを述べる機会をつくる
どんな年齢の子供でも、自分の意志は確実にあり、生活環境の変化には敏感です。
お母さんが髪を切ったら泣いてしまったり、いつもと違う場所に行くとそわそわしたりすることがありますよね。
子供にとって自分を取り巻く環境が変化することにはストレスがかかります。
お母さんが新しい人と結婚するかもしれない・・・といった感情により子供の心はゆれています。
そんな不安な時に「お母さんは私の話を聞いてくれた」「お母さんは話を聞いてくれなかった」どちらの感情を持ってもらったほうが良いかは一目瞭然ですよね。
初めて再婚の話を伝えた時から、子供の頭にはそのことが常にあるはずです。
まずは、子供の気持ちに耳を傾けて意見を聞いてみることをおすすめします。
食事やドライブをしながら何気なく『あの話どう思う?』や、『再婚のこと、どう思う?』など子どもが話しやすい形の質問を投げかけてみてください。
ここでのポイントは、子供の素直な意見を必ず一度受け入れること。
子供だって自分の考えを持った人間です。
自分の意見を言ってもすぐから否定されてしまうと“もう話したくない”と考えてしまいます。
もしも再婚に反対された場合にも、一度『気持ちは分かった』と受け止めてあげましょう。
わかった、と伝えることは“あなたの意見を大切にしている”と子供に伝えることと同じです。
なぜ再婚したいのかを伝える
再婚を伝える際には、再婚理由について子供にもしっかり伝えるようにしましょう。
再婚を決めた心には様々な理由があると思いますが“子供だから言ってもわからない”ではなく、再婚したいと思っていると真摯な気持ちを伝えることが大切です。
しかし、ここで子供のために再婚するようなことを言うのは良くありません。
『あなたの将来のために』や『あなたの生活のために』などという言葉で伝えた場合、子供はその言葉をプレッシャーに感じるだけでなく、『頼んでない…』と反発したくなる気持ちも芽生えるかもしれません。
再婚しても子供への愛情は変わらないことを伝える
子供が未就学や小学生の場合、今までお母さんと過ごしてきた環境が変わることへも不安が生じます。自分が相手にされなくなるのではないか、お母さんがとられるのではないかといった不安はつきものです。
母親からすればそんなわけはないのですが、子供には本人が理解できる言葉でしっかりと伝えましょう。
ずっと
あなたが一番大切だよ、と言ってもらうことにより安心することができます。
まとめ
ここでは、再婚を子供に伝える場合のポイントについて掲載しました。
私は母親の再婚が子供に与える変化はとても大きなものだと考えます。事後報告は絶対に避けて、子供の意見も聞きながら話を進めていってくださいね。
どの年齢の子供でも、自分の意見を聞いてくれたと感じる方が、母親の意見も受け入れてくれやすいのではないかと思います。