シングルマザーで子供を育てている場合、最初は毎日の生活に精一杯で恋愛なんて当分いいや、と考えていることが多いかと思います。
でも、子育てがひと段落したら?子供との生活にも慣れてきて寂しいなと感じたら?また恋愛したいという感情が起こる可能性もありますよね。
そんなとき世間から聞こえてくる「シングルマザーは恋愛なんてしてる暇ないはず」という声。
気になったことがある方も多いのではないでしょうか。
「そんな時間があったら子どもの事を考えろ」「育児放棄だ」など、パートナーを探したいシングルマザーにとっては厳しい声があるのも事実です。
しかしここで考えてほしいのは、
その声を発している不特定多数の人は、あなたのこと、あなたの子育ての事、あなたの生活の事、何一つ知らないということです。
たとえ知り合いであったとしても、普段の生活や子供の育て方、どのくらい我が子に愛情を注いでいるかなんて知る由もないのです。
自分の感情と赤の他人からの言葉。天秤にかけた時に重要なのは自分の気持ちですよね。子どもの事も、母親が一番わかっているし、母親が恋愛すること=子供の不幸ではないはずです。
一部の心無い母親の起こした事件や、日々報道される虐待などのニュースによって世間の目がマイナスになっていることは確かです。
でも、わざわざ気にしてシングルマザーの恋愛について知らべている方にとっては、子供への影響に慎重な分、これらのセリフは心に刺さるものですよね。
心を軽くする考え方
どのような考え方で生きていけば、シングルマザーの恋愛についての否定的な意見に心を穏やかに保てるでしょうか。
自分軸で決める
自分軸という言葉を聞いたことがありますか?
自分軸とは、あなた自身がどうありたいか、を基準にした自分自身の信念のことを言います。
自分軸で生きるとは、他人がこう言うから、人にどう思われるか、ではなく‟自分がこうしたい” “自分がどうありたいか” を軸に行動することです。
反対に他人軸とは、他人にどう思われるか、が自分の中の重要項目になっている生き方です。
自分の気持ちに正直に過ごした方が、心は軽くなりますよね。
先のことまで考えすぎない
シングルマザーの恋愛に否定的な意見の中には、すでに再婚を前提にしているものも多くあります。
「子どもが女の子なのに再婚したら不安じゃないの?」や「子どもが反抗期になったら大変」といった言葉は、すでに再婚が前提に語られています。
再婚せずに恋愛状態のままでいる場合や、子どもの事を考えてすでに再婚時期を決めている場合、これらの言葉の状況自体が存在しないものとなります。
他人の言葉には責任が伴っていないことが良くわかりますよね。
話をする相手が欲しい、息抜きに出かけるパートナーが欲しい、こう考えている場合には世間の心配は関係ないものとなります。
その言葉を言った人は、あなたの人生に責任を取ってくれない
もしも近しい存在の人から「シングルマザーは恋愛するな」と言ったニュアンスの言葉を言われた場合、その人がどのような意図でその言葉を発したのか考えてみてください。
直接「どうして?」と聞いてみるのも良いかもしれません。
そこに明確な理由がない場合、ただ否定したかった、自分の生活に満足しておらず新たなスタートを切ろうとしているあなたが羨ましかったケースも考えられます。
人は人数が増えるほど気が大きくなるものです。
正論っぽいことを言って、自己顕示欲を満たす人も存在します。シングルマザーといった世間的に弱いイメージの立場の人には、強く出るタイプの人もいるのも事実です。
いずれにしても、その言葉を放った人はあなたの人生に責任は持ってくれません。そんな人の言葉に惑わされて自分の時間を無駄にするのはとてももったいないことです。
自分と子どもの人生を大切にする
私個人としては、シングルマザーの恋愛は良いものだと考えています。子供を第一に考えて、母親の役目をきっちりとこなしているのであれば、どこに癒しを求めるのかは人それぞれです。
親しい人と話すことによってストレスが解消されることもあるでしょうし、母親がリフレッシュしてまた仕事も子育ても頑張れるのであれば、子供にとってもプラスであると言えます。
よく耳にする言葉に惑わされずに、自分の軸を大切にしていくことが自分にとっても子供にとっても幸せなのではないかと思います。